とりのとりこ＊フェルトバード

本日は皆様に悲しいお知らせがあります。

実は昨年の12月31日にぶちょーさんが急逝しました。
持病が悪化したところに結石が詰まり、様子が急変したのが年末で、手の打ちようがありませんでした。

ぶちょーさんはたった1人の大切な我が子でした。
生まれつき体が弱く、何度も入退院を繰り返したり、頭の良さに苦労しながらも、大切に育ててきました。私もぶちょーさんと共に成長し、ずっと二人三脚で生きてきました。

だけどここ数年辛い事が重なり、家では暗い表情ばかりしていました。
最後の数年間、ぶちょーさんに優しい笑顔を見せる事が出来ず、寂しい思いをさせてしまいました。悔やんでも悔やみきれず、後悔しかありません。

この一年は、ぶちょーさんの死を受け入れようとすると壊れてしまいそうで、生きていると思い込むことでしか私自身も生きる事ができませんでした。

心身共に辛く、休職も考えましたが、世間とのつながりが途絶えてしまうと、うつ病が悪化して元の世界に戻れなくなりそうだったので、ぶちょーさんの死を受け入れないと心に決めて教室を継続する事を選びました。

教室ではたくさんの方達にぶちょーさんの話題をふっていただきました。
その度に「ぶちょーさんは元気です」と嘘をついてしまいました。
泣かずに笑顔で教室を進行するためには、生きていると嘘をつくしか方法がありませんでした。
今年１年間でたくさんの方々に嘘をついてしまいました。本当にごめんなさい。

ぶちょーさんにおやつをくださった方へ。
ぶちょーさんにお供えして2人で一緒に美味しくいただきました。

ぶちょーさんにおもちゃをくださった方へ。
ぶちょーさんの大好きなおもちゃ箱に入れて大切に保管しています。

ぶちょーさんのSNS更新を待ってくださっていた方へ。
ぶちょーさんの顔が全部悲しんでいる顔に見えてしまって、写真を見るのが辛く、掲載する事ができませんでした。ごめんなさい。

今年１年間はSNSの更新を控えめにし、新作は作らない事で休息時間を増やして、精神状態を回復させることに専念していました。

教室で進行ミスがあったり、型紙に不備があったりと、生徒様には色々とご迷惑をおかけしたと思いますが、教室を継続することは私にとって正常な日常を送るための命綱でもありました。

教室に通ってくれている人がいたからこそ、この１年間なんとか頑張ってこれました。
教室に参加してくださった方々には心より感謝申し上げます。

最後になりますが、皆様にいくつかお願いがあります。

来年私の教室へ来てくださる方、私に会う予定のある方へ。
お悔やみの言葉は不要ですので、本件には何も触れずに、何事もなかったようにいつも通りの笑顔で接してください。

まだ精神状態が不安定のため、私の心が回復して、私の口からぶちょーさんの話題が出せるようになるまでは、しばらくの間そっとしておいていただけますと幸いです。

もしかしたらコメントをくださる方もいるかもしれませんが、お返事は書けませんのでお許しください。
その際「虹の橋を渡った」「お星様になった」等の言葉は使わないでください。
ぶちょーさんにはまだ旅立ってほしくないのです。
もう少しだけ、私のそばにいて私を支えていてほしいです。
もう少しだけ、まだ生きていると思い込んでいたいです。

ぶちょーさんを愛していただいた全ての方へ。今までありがとうございました。

とりのとりこ

[26回]